森のお手入れ①
思い出の木のオーク
今日は3年ぶりに森のお手入れをしました。夫がアメリカを離れた後は誰も手入れをしていなかったみたいです。
そもそも何故、今日森のお手入れをしたかというと、夫が子供の頃に遊んだオークの木が枯れかかっていたからです。夫と夫のお姉さんたちは子供の頃その木に登ったり周りで遊んだりしたそうです。
自然が相手なので思い出の木、しかも森に生えている木がいつ枯れてしまうなんて誰にもわかりません。でも夫がその木を見た時、少し寂しそうな様子だったので思い切って手入れをすることを提案しました。夫も喜んで提案を受け入れて、作業を一緒にすることになりました。
周りは野生のブラックベリーや謎の黒い実がなっている木がいっぱい生い茂っていました。それらは棘を持っていて、慎重に触らないと手に棘が刺さって痛い思いをしなければなりません。厚手の手袋なんてものともせず、貫いてきます。
とても面倒くさいです!
取りあえず夫と二人でまずは木を置く場所を作り、それから本作業に取り掛かりました。
最初は「ウィードカッター・スイングブレード」という道具でブラックベリーを切りながら、倒れた倒木を取り除きました。
しかし、木はその道具では切ることはできないので、芝刈り機で引っ張って取り除く作戦に変更しました。草刈り機にチェーンを巻き付けて、草刈り機で引っ張てもらうのです。小さくて細い木は直ぐに抜けるのですが、大きく育った木は根も同じだけ大きくなっているので、思ったように抜けませんでした。抜けない時、車で急ブレーキを踏んだ様な感覚で、前にグンッと自分の体だけが飛び出してしまいそうなことが何度かありました。たぶん、10回ぐらいでしょうか?引っ張ては緩めての作業を繰り返しました。大きな木が抜けた時は夫と一緒に喜びました。
森の地面は平ではないので、木を一輪車で運ぶ時は大変でした。バランスを崩すと全て乗っている除去した枝や木が落ちてしまい、また一から積み直しになってしまいます。
それだけは嫌だったので運んでいる時は他の作業より慎重に行いました。
ある程度綺麗になると、木々の間から秋風が吹いてきました。作業で火照った体を風で覚ましながら、作業を続けました。
夫のお姉さんが夕飯が出来たと教えてくれたので、道具や取り除いた木の枝を片付けて今日の作業を終了しました。
明日は今日終わらなかった作業の続きから開始して、なんとかお昼までには目途が立てばいいなと思います。