お里28のアメリカ日記

Summer has begun in Mnnesota.

さ、寒すぎる!!

さ、寒すぎる!!

 

ミネソタ州でも蝉が鳴き始めました。いよいよ夏本番ですね!

夏といえば冷房の話になるのですが、ここアメリカの建物内の冷房は日本人の私にとっては寒過ぎます。常に鳥肌が出ている状態と言ってもいいかもしれません。それもそのはず、アメリカの夏の室内の平均気温は68℉~76℉(約20℃~24.4℃)です。

しかし彼らは、Ⅼサイズの冷たい飲み物を氷いっぱいにして飲むのです。寒いのが苦手な私からしたら「気は確かですか?」と疑いたくなります。

私は現在、夫の実家で暮らしています。なんとこの家の温度は69°F(約20.5℃)に設定されています。居候させてもらっているので文句は言えませんが、できれば後2℃程温度を上げて欲しいと常々思っています。

私以外のアメリカで暮らしている日本人の方々のブログなどを拝見していると、やっぱり彼らも寒いと感じている様子です。でも中には長年暮らしてきて、その環境に慣れた、という方もいるみたいですね。(私も慣れる日が来るのだろうか…)

 

違いがいっぱい

何故、この様に寒さと暑さの感じ方に違い出てくるのでしょうか?原因は沢山ありますが、主な原因を見ていきましょう。

 

  • 空調システムの違い

まずは空調システム自体が違います。アメリカではセントラルヒーリングといって、建物全体を機械一つで冷やしたり温めたりするのが一般的です。なのでバスルームやキッチンも全て同じ温度です。温度はどの部屋も常に一定です。室内のヒートショックは防げそうですね。

因みにミネソタ州の冬の冷え込みは、業務用冷凍庫並みに気温が下がります。そのため建物全体を温めないと家のどこかが凍ってしまいます。

それに対して日本は、使う部屋のみを冷やしたり温めたりするのが一般的です(一部建物や地域を除く)。日本はエネルギー資源が少ないので、節約するためにこの様になったのでしょう。

 

  • 体温の違い

まずは体温の違いから見ていきましょう。個人差にもよりますが、日本人の平均体温は36℃です。それに対してアメリカ人の平均体温は37℃です。そう、根本的に温度の感じ方が違うのです。

同居後、夫とよくシャワーの設定温度で意見をぶつけあっていたのが懐かしいです。ちなみに夫の平均体温は37℃で私は36℃前後です。

 

  • 体格の違い

次に体格の違いです。日本人はアメリカ人と比べて身長と体重が少なく、筋肉量が少ない傾向にあります。筋肉量が増えると体重が増えて体温が上がる、ということは前々から知ってはいました。しかし調べてみると、どうやら赤血球も日本人はアメリカ人と比べると少ないみたいです。赤血球は酸素の運搬をしながら、体中に熱を運んでくれます。つまり赤血球の数が多いほど体温が上がります。

これらの違いは食生活や日常生活の違いが関係していると思われます。

 

  • 脂肪率の違い

脂肪はやはりアメリカ人と比べると日本人は少ない傾向にあります。根本的に食べ物が違いますアメリカでは肉や脂質、糖分がメインの食事に対し、日本は穀物、野菜、魚がメインの食事です(私の体験に基づく)。そう、アメリカの食事は体脂肪率が上がり易いのです。脂肪は熱が伝わりにくい性質を持っています。そのため脂肪率が低い人と比べると体内に生じた熱がたまりやすく、体温を上昇させやすいという体になるのです。

夫の義父と義姉は肥満体系に当たります。なので時々、冷房が効いた場所でも「熱い」と言う時があります。しかし夫と私は彼らと比べると脂肪率が低いので、彼らと同じ気温の場所にいると寒いと感じてしまします。

 

  • 汗腺の量の違い

汗腺はやっぱり高温多湿になりやすい日本人の方が数が多いです。汗腺は体内の熱を放出して、体温を下げる働きがあります。そのため、寒い地域で暮らしている人たちの汗腺の数は少なくなっていきます。場所にもよりますが、比較的にアメリカは日本と比べると乾燥気味で涼しいです。なのでアメリカ人の方が体内に熱が籠りやすいのでしょう。

夫と散歩や運動をした後に二の腕を触ると、私の二の腕の方が先に冷えて、15分後くらいにようやく夫の二の腕も冷えてきます。なので夫より私の方が汗っかきですが、体温は冷えるのが早いです。

同じ人体なのに生まれた環境によって汗腺の数が違うのって不思議ですね。

 

そうだ、運動しよう!

室内の温度は居候の立場上、温度を上げることは出来ないのが今の現状です。パーカーを羽織って体を温めても、私にとっては気休めにしかなりません。足や手足のつま先は冷たいままです。

そこで最近は、YOUTUBEのラジオ体操を見ながら体を動かしています。ラジオ体操は全身運動なので、体の底からポカポカと温かくなってきます。運動不足も解決出来るので一石二鳥ですね!

結局のところ、私には運動が寒さ対策として合っているみたいです。